わんにゃんフォトが考えるペットの写真撮影成功のコツ

 

ペット撮影を成功させるための考え方

 

2018年に撮らせて頂いたスピッツのお藤ちゃん。カメラ嫌いと聞いてたけど、満面の笑み♡なぜ、この表情が撮れたんでしょう。

 

 

残念だけど、最初から「この表情」は撮れません。

 

 

今日はお藤ちゃんをモデルに、私が気をつけているペット撮影に対する考え方をいくつ書いてみます。※スキル的な事は、ここでは書きません。

 

 

 

その1 ペットに「撮影は楽しい」と感じてもらう

 

 

いきなり『撮るぞモード』はNG。絶対にダメです。

飼い主さんは、このモードが全開。なので、そっぽ向かれるんですよね。(;^ω^)

 

 

 

わんにゃんフォトの場合、撮影の日が「はじめまして」。

撮影前に、その子の性質・性格を把握して臨んではいるけど、兎にも角にも、最初にするのはご挨拶。性格的にOKな時は、めちゃくちゃスキンシップします。その後の進め方は、ペットの性格に合わせて、変える。

 

 

 

共通してるのは、可能な限り「カメラマンはその場の空気になる」こと。

 

 

どういうこと?ですよね。w

事前に描いていた「こう撮りたい」「ああ撮りたい」を忘れて、その場の雰囲気を無心で撮るということです。時々声かけはするけど、ほぼ、飼い主さんとペットに任せます。

 

 

 

スピッツのお藤ちゃんは、Kさん&ご主人との2匹&1匹家族。

ふだんは、おうちでお留守番。ひとりの時間も多い人見知りわんこ

カメラは苦手。

 

 

ポイントは、お藤ちゃんから見た「私=いないと同じ」になること。

いつも通りに過ごしてもらうための最重要事項です。(;^ω^)

 

 

 

その2 「いつも通りに過ごせるか」が成功の分かれ目

 

わんにゃんフォトの目的は「いつものペットとご家族を撮る」こと。

なので、「知らないおばはん(私)」がいても

 

 

いつもと変わらず、遊んで、おやつを食べて、ブラッシングして、リラックスしてもらう。ある意味、日常の再現がどこまでできるかが、キーポイントになります。

 

 

 

室内外の撮影希望の場合、順番はお天気にもよるけど、いずれにしても日常を過ごしてもらうことに、心を砕きます。この日は、おうち撮影の後、十分りラックしてからお散歩にGO!

 

 

 

この1枚は、いつものお散歩コースにある河原に降りていくところ。おふたりの表情もはっきりわからない。お藤ちゃんの白さも、曖昧。

 

 

 

写真的にみたらNGなのかもだけど。でも、シルエットだけのいつもの風景の中に
優しくて、あたたかな関係を感じて、思わずシャッター推しました。

 

 

お外に出ると、お藤ちゃんはわたしのことは完全に無視。どんだけカメラを向けようが、いつものお散歩を完遂。w

 

 

その3 いつものルーティンを撮る

 

お藤ちゃん、女の子だけど、トイレのスタイルはこの形。撮れてよかった~♡(´艸`*)

 

 

私が空気になれたからこそ、撮れた1枚と思ってます。

 

 

日常のルーティンって、毎日繰り返される。だから、写真に撮ろうと考える飼い主さんは少ないです。(中村比w)

 

 

でも、思うんですよ。何気ない日常こそ残した方がいいと。愛する彼らが旅立った、その後。思い出すのは、ふとした仕草や表情なんですよね。そこを残すことで、きっと自分を癒してくれる、愛しさを再確認できると。

 

 

さて、ご主人様。Wで可愛いKさん&お藤ちゃんを、とても大切に思われています。撮影の間、ずーっと、その温かな眼差しが二人に注がれていたのが、すごく印象的でした。

 

 

そんなことも、写真に野こそことで改めて、(ご家族自身が)気づける♡

 

 

いつもより、いっぱいお散歩して、遊んで、おやつもらって…(´ぅω・`)ネムイネ w

 

 

その4 その日の笑い声が聞こえる。風を感じられたら💮

 

このお藤ちゃんを撮ってから、もう2年。こうして写真を見返すと、この時のお天気も、日差しも、撮影中の笑顔も、笑い声も覚えてます。

 

写真1枚1枚から、全ての光景が蘇ってくる。とてもほっこりした気持ちになる。
一緒に過ごしたK様&ご主人も、同じ気持ちでいてくれるご様子。

 

1枚の写真の中に、一緒に過ごした時間をぎゅっと閉じ込める。見た瞬間に、タイムワープできる。そんなわんにゃんフォトで在りたいと思っています。

 

 
【この記事は2018年7月の記事をリライトしています】