どうせとるなら記録写真より記憶写真を残してください

 

お立ち台の上で「ちょっとよそ行きの顔」になるワンコ達

 

4月13日(土)~21日(日)まで開催された横浜ドッグウィーク。
臨港パークでも、週末の20&21とたくさんのワンコ関連ブースが出展されました。

私は、横浜関内の&PETさんで、
ワンちゃん撮影を担当。3時間で38組撮影しました。(写真はその一部)

 

こうやって、ブログにあげてみて改めて感じたこと。

 

「いつも」じゃない場所だけど、大好きな飼い主さん

「はい、こっちみて!」「笑って💕」『〇〇ちゃーん!!」

いろんな声がかかって、頑張るワン達。飼い主様は、とっても楽しそう。

 

ただ、わん達は、いつもと少し違う、よそゆき(緊張気味)のお顔。

ファインダー越しに、そう感じました。でもね。それも当たり前だよね。

 

飼主さんが一緒とはいえ、知らない人やわんこに囲まれて、

いつものテリトリーから外れたら?緊張するよね。

人も同じだと思いませんか?(人以上かも)

 

 

あと、撮ってて予想通り、残念だったことがあって。

 

 

5分単位で撮る、流れ作業のような撮影。(当初の予定は1組15分)
飼い主様の想い、その子が持つバックグラウンドを聞く時間なんて、当然ありません。

 

 

『この写真たち。きっと記録にしかならないだろうなぁ』と思うと、なんか、切なかったデス。

 

 

いつも撮るわんフォトは、記憶写真。飼主様と愛犬のワンちゃんの出会いや、その子への想いetc。たくさんのことを   撮る前にお聞きします。


そうやって、
飼い主さん&わんにゃんの想いを自分に落とし込んで、撮る。だから、写真に入り込むエネルギーは当然違う。写真も違って当たり前。

 

 

うちの子になった日から、ずっと続いてきた、一緒の時間。いつか虹の橋に行った、その後も。愛犬愛猫と飼い主様の、それぞれの想いと記憶が、1枚の写真を見た瞬間に思い出し、

幸せで温かな気持ちが溢れる。


タイムマシンみたいな、そういう記憶写真を撮ってお渡しする。

 

 

下の1枚は、いつもお散歩するお気に入りの公園でのわんフォト。

離れて撮って、私の存在消してました。笑

 

 

愛犬ビスくんは人見知り。あこさんは写真が大の苦手。そんな風に、全然感じないと思いませんか?

 

わんにゃんフォトとイベント撮影。状況も、撮る目的も違うから、仕方ない事ではあるけど…イベント撮影は、強いて言うなら記録の写真だから「臨港パークで撮ったね。(以上)」の1枚になる確率、高いと思う。

 

 

例えば、長期の周遊ツァーに行った時。山のように撮った写真を阿智で見返した時、「これ、どこだっけ?」になるみたいな感じかな。

 

 

いずれにしても、この手のイベント撮影は、今回で最後。もう、納得いかない条件では撮らない。そう、心に決めました。ペット撮影でも、心は、想いはしっかり撮って、残したい中村です。